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【スターダム】ワールド王者・上谷沙弥 鈴季すず粉砕でV1「お前は本当に頭がおかしいな」

東スポWEB 2025年2月2日 19時53分

女子プロレス「スターダム」のワールド王者の上谷沙弥(28)が鈴季すず(22)を退け、初防衛に成功した。

昨年末の両国大会で中野たむを撃破し、同王座を初戴冠。V1戦(2日、東京・後楽園ホール)では、これまで激闘を繰り広げ、互いにライバルと認め合っている鈴季と対戦した。

試合開始のゴングが鳴ると、両者はスピーディーな攻防を展開。エルボーを打ち合い、火花を散らした。5分過ぎ、上谷は鈴季をロープに縛り付けると、頭から水をぶっかけて顔面を舐め回した。その後も挑発を続けたせいで、鈴季の怒りスイッチがオンに。エプロンでパイルドライバーをくらうと、客席に投げ飛ばされてしまった。さらに場外に戦場を移すと、東看板に顔面を叩きつけられ、水を吹きかけられる屈辱を味わわされた。

15分を過ぎても両者は一歩も譲らず。鈴季が雪崩式ジャーマンを敢行すると、上谷も雪崩式フランケンシュタイナーでマットに叩きつけた。お互いに意識をもうろうとさせながらも、王者はリバース・フランケンシュタイナーを発射。最後はスタークラッシャーをズバリと決め、3カウントを奪った。

試合後、マイクを持った上谷は「すず、お前は本当に頭がおかしいな。でも、今日改めて戦って思ったよ。お前、本当に最高だわ。今日、後楽園っていう最高な会場で、最高なベルトをかけて戦えたこと、お前も感謝しろよ」と吐き捨てた。

すると、跪いた鈴季から「沙弥様、ぜびしもべにならせてください…なんて言うと思ったか! でも、負けは素直に認めるよ。今日お前と戦って私も本当にやりたいことが見えた気がした。ありがとう」と握手を求められた。

もちろん、握手を〝あっかんべー〟ポーズで拒否した上谷は「これが史上最大の悪夢だ!」と絶叫する。だが次の瞬間、中野がリングに登場。「上谷…赤いベルト(ワールド王座)返してもらう!」と挑戦を表明された。

上谷は「は? お前負けたばっかりだよな? 何様のつもりだよ。もしかしてオツム弱いのかな?」と挑発。激怒する中野をなだめると「かわいそうなたむちゃんのために、1つ提案してやるよ。2月24日の栃木で玖麗(さやか)と組んでタッグマッチやろうぜ。お前が勝ったら望みを何でもかなえてやる。ただし、お前が負けたらコイツ(玖麗)を私が奪ってやるよ」と提案。納得しない中野と押し問答となった上谷は、玖麗からときめきスピアーをくらい、倒れ込んでしまった。

だが、玖麗と中野が提案を受諾すると「ってことで決定で。栃木でお前と永遠にさよなら」と不敵な笑みを浮かべ、リングを後にした。

闇に落ちた不死鳥の防衛ロードは始まったばかりだ。

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