カーリングの日本選手権初日(2日、横浜BUNTAI)で、女子のフォルティウスが好スタートを切った。
今大会はミラノコルティナ五輪の出場枠を懸けた重要な戦い。前回の北京五輪は代表決定戦で涙を飲んだフォルティウスは、チーム御代田との初戦で安定したパフォーマンスを披露し、7―4で快勝。スキップ・吉村紗也香は「入りからすごくいい形で2点取れそうだったけど、少しアイスの読みがうまくいかなかった。それでもしっかり切り替えて、最後まで自分たちの形で試合をできた」と振り返った
史上初の首都圏開催となった今大会は、国際大会でも使用されるアリーナで行われている。アイスの変化を読むことが試合の流れを大きく左右することから「最初のエンドからできるだけ片方だけに集中しないように満遍なく使ってはいた」というが、まだ発展途上の段階。「明日のアイスはまた違うかもしれない。傾向もやってみないと、常に一定ではないので、本当にその日のアイスを読むところに集中していきたい」と展望を語った。
3日は東京協会と相まみえる。2連勝に向けて「自分たちのショットもいいところもいっぱいあったけど、まだ詰めていけるところもある」と冷静に分析。1勝ずつ積み重ねて、五輪への道をつないでみせる。