目標は完全帰還だ。ノア１１日の東京・後楽園ホール大会でＫＥＮＴＡ（４３）とタッグを結成する拳王（４０）が、胸中に秘めた目標を口にした。
ラブコールを送り続けたＫＥＮＴＡとタッグを結成し、清宮海斗＆谷口周平との対戦が正式に決定。拳王は「ノアをもう一度〝業界の盟主〟に戻すには、ＫＥＮＴＡの力が必要だったので、未来は明るいというか。より一層（勢いを）加速させるぐらいの感じにしていきたいよね」と力を込めた。
だがＫＥＮＴＡの参戦は拳王にとって目標達成ではなく、あくまでも第一歩だ。そこで真なる目標を問われると「ノア帰還でしょ」と方舟への完全復帰だと断言する。
そして「東スポによると、新日本に『バイバイ』って言ったらしいからね。２５周年を機に帰ってきてほしいよね。プロ野球選手でもメジャーリーグや他球団に行って、最後は古巣に帰ってくるなんてよくある話でしょ。ＫＥＮＴＡにはそんなプロスポーツの美しいレールを歩んでもらいたい」とラブコールを送った。
そのためにもＫＥＮＴＡが帰還を決意し、ファンもそれを受け入れたくなる試合をする必要がある。だからこそ対戦相手として、２日の八王子大会で清宮を指名した。「清宮は今、プロレス界トップレベルのプロレススキルを持っていると思うので」と期待を寄せる。
一方で、自ら対戦相手に名乗りを上げて清宮の隣に立つことになった谷口には「何も思わない。いろいろ言ってたけど、だったら自分でＫＥＮＴＡを連れて来ればよかったんじゃないか？」。
運命の後楽園は果たしてどんな戦いになるか。