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茂木健一郎氏 行き過ぎた“日枝氏批判”を疑問視「独裁者に仕立てて批判すればいいというものではない」

東スポWEB 2025年2月3日 11時44分

脳科学者の茂木健一郎氏が3日「X」(旧ツイッター)を更新。フジテレビ・日枝久取締役相談役への批判を疑問視した。

中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビへの批判の矛先は完全に日枝氏に向けられているが、茂木氏は「フジテレビの日枝久さんに対して、批判すること自体が勇気があるとか偉いとか、日枝さんがいなくなれば良くなるというのはどうかと思う」と指摘し、こうした動きに「『大学解体』を叫んだかつての学生運動に似ている。結局、多くの人は騒動が終わったら大学に戻って髪を切って就職していた」と1960年代~70年代に盛んに起こった学生運動と比較してみせた。

続けて「日枝さんが去っても、誰かがマネジメントしなければならない。属人的に批判するよりも、具体的に、フジテレビが何をしたらいいのか提案した方がいい。そのアイデアを日枝さんが実行することだってあり得る」と日枝氏批判に終始するのではなく、建設的な意見を出す重要性を強調した。

さらに「『北の国から』や『料理の鉄人』、『オレたちひょうきん族』などの多くのコンテンツを持ち、今も『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』を放送し続けて、FODやBSフジなどを持つフジテレビをどう良くしていくかという方向が大切なのであって、日枝さんを『独裁者』に仕立てて批判すればいいというものではない」と全ての元凶であるがごとく批判する風潮に疑問を投げかけた。

その上で「もちろん、日枝さんの周辺で正すべきこと、反省すべきことはあるのだろうけれども、それと具体的なto do listは別の問題だ」と反省とやるべきことは別に考えるべき…との見解を示した。

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