バスケットボール女子日本代表のコーリー・ゲインズ新監督(59)が3日、都内で就任会見を行った。
米国出身のゲインズ新監督は現役時代にNBAのネッツやセブンティシクサーズ(76ers)などでプレーし、日本リーグの参戦経験もある。引退後は指導者となり、米女子プロバスケWNBAのマーキュリーで指導し、2007年はアシスタントコーチ、09年はヘッドコーチとして優勝の実績がある。
ゲインズ新監督は「大きなことを成し遂げるために頑張っていきたい。日本はスピード、機動力、シュート力だったり、いろいろな強みがある。そこをしっかり生かしたバスケットボールをしていきたい。バスケットボールは日々進化している。その中で新たな形が見つかるなら進化させていきたい」と決意を語った。
女子代表は2021年東京五輪で銀メダルを獲得した一方で、昨年のパリ五輪は3連敗で1次リーグ敗退だった。再び世界と戦えるチームつくりを担う指揮官は「日本女子代表のスタンダードを戻したい。東京五輪のときはそれがあった。若手に経験を積ませて、海外の国と対戦する機会を増やし、日本のスタンダードを上げたい」と若手の積極起用も示唆した。
新監督は、八村塁(現レイカーズ)が在籍していた当時のウィザーズでコーチを務め、22年に男子日本代表のコーチとなり、トム・ホーバス監督を支えてきた。