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大谷翔平の投手復帰計画でロバーツ監督に火の粉「なぜ急ぐ」「将来を担保にするな」=米報道

東スポWEB 2025年2月3日 17時4分

ドジャース・大谷翔平投手(30)が今季から投打二刀流を復活させる。

エンゼルス時代の2023年9月に右ヒジを手術し、ドジャースに移籍した昨季は打者に専念。前人未踏の54本塁打、59盗塁を記録するなどMLBの歴史に新たな金字塔を打ち立てた。その一方、昨年10月のワールドシリーズで左肩を脱臼。翌11月に手術を受け、地道に続けてきた投手復帰プログラムも見直しを迫られた。それでも術後の経過は良好といい、ドジャースでは初となる二刀流へ期待が高まっている。

気になるのは、大谷がマウンドに戻ってこられる時期だ。デーブ・ロバーツ監督(52)は3月18、19日に東京ドームで行われる開幕シリーズでの登板を否定。1日(日本時間2日)には5月の復帰について「そのくらいだと思うが、早まることもあるかもしれない」と〝前倒し〟の可能性にも含みを持たせた。

となれば、4月中にも登板することになるが、このプランに反発する米メディアも出現した。「FANSIDED」は2日(同3日)に「ドジャースは大谷翔平の将来を担保にするべきではない」と主張。「大谷を獲得するために7億ドル(約1015億円=締結時)もの資金が投入されている。打者としての大谷だけでナ・リーグMVPを獲得するには十分だった。なぜ彼を急いでマウンドに戻そうとするのか。もし再び登板するのであれば、十分に休養を取った後か、ポストシーズンやワールドシリーズのような極端な状況だけだろう。ロバーツが5月に復帰すると主張することは、ファンに複雑なメッセージを送ることになる」と批判した。

同メディアの願いは、大谷がドジャースの戦力としてより長くプレーできることだ。「今後、数十年優勝争いに加わることを望むなら、その健康状態を真剣に考えなければならない」「『5月かな!』ではなくもっと練られたものであるべきだ」などと強く訴えかけた。

多くのスター選手を抱え、昨季は悲願の世界一に返り咲いたドジャース。称賛も批判も集める人気球団の監督は大変だ。

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