巨人・戸郷翔征投手(24)が3日に宮崎春季キャンプ3日目を迎え、2回目となるブルペンでの投球練習を行った。
この日、岸田のミットに向かって27球を投げ、そのうち3球は新球となるカットボールを試投。戸郷は「いい球がいってたので、順調に調整できてるかなと思います」と手応えを明かし「今年は1つ球種にアレンジを入れて、いい投球の幅になればなと思ってます」と目標を語った。
そんな戸郷はカットボールをとあるチームメートから〝伝授〟してもらったという。それは丸佳浩外野手(35)だった。右腕は「(広島の)大瀬良(大地)さんの握りなんですけど、丸さんから教えてもらいました」と激白。その上で「東京ドームで丸さんがカットボールを投げてるのを見て『そのカットボールいいですね』って話になって。『じゃあ伝授したるよ』って丸さんに教えてもらったんです。面白いですよね(笑い)」と真相を明かした。
丸は昨シーズンのオールスターゲームで元同僚の大瀬良からカットボールの投げ方を聞き、それが巡って戸郷に〝伝授〟する流れになったのだという。
〝伝道師・丸〟から教わったカットボールに挑戦中の背番号20。試合でこの球を投げる日もそう遠くはないのかもしれない。