新日本プロレス３日の後楽園ホール大会で、ＩＷＧＰジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードが次期挑戦者の藤田晃生（２２）と激しい火花を散らした。
デスペラードは４日後楽園大会で藤田とのＶ２戦に臨む。王座戦前日のこの日は後藤洋央紀、ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ、ＹＯＨ、石井智宏と組んで藤田＆ザック・セイバーＪｒ．＆大岩陵平＆ロビー・イーグルス＆ハートリー・ジャクソンと１０人タッグ戦で激突した。
互いに先発を買って出たデスペラードと藤田は緊張感あふれるレスリングの攻防から激しいチョップ合戦を展開する。終盤には両軍入り乱れる展開から藤田にミサイルキックを決められたものの、試合は石井がジャクソンを沈め本隊＆ＣＨＡＯＳに凱歌。試合後もデスペラードはリング上で藤田と視殺戦を繰り広げた。
バックステージでは「明日がタイトルマッチ。楽しみだ…。何かが起きる時、事故じゃなくて何かとてもいいものが生まれる時ってのは、独特な匂いがある。リングの上だけじゃなく控室、導線上だったり、入場ゲートの裏だったり。バリバリ感じる。いい匂いがする。とてもとてもいい匂いが」と独特の表現で王座戦へ気勢。「明日、メインイベントで生まれるもの。その結果が俺にとってうれしくないものかもしれない。必ず俺にとって大きな意味を持つと思う。アイツは初挑戦かもしれねえ。でも俺にとっても大事な大事な防衛戦だ。負けるわけにはいかない。楽しむし、楽しめ。ただし楽しませろ」と、史上最年少戴冠記録を狙う若き挑戦者にメッセージを送っていた。