新日本プロレス３日の後楽園ホール大会で、ＮＪＰＷ ＷＯＲＬＤ認定ＴＶ王者のエル・ファンタズモ（３８）がジェフ・コブ（４２）の挑戦を退け、２度目の防衛に成功した。
今年の１・４東京ドームでベルトを奪取したファンタズモは、１月１２日（日本時間１３日）の米国・サンノゼ大会でコブを迎撃。両者リングアウトによって初防衛に成功していたが、不完全燃焼に終わったため互いに再戦を希望していた。
前戦が不完全燃焼に終わっている両選手の意向により、試合は場外カウントなしの特別ルールで行われた。ファンタズモは観客席南側からコブにプランチャを決めるなど、得意の空中殺法で試合の主導権を握った。
コブにヘッドバットからトラースキックを浴びたファンタズモだったがツアー・オブ・ジ・アイランド（変型パワースラム）は十字架固めで切り返す。さらにサドンデスを連発すると、再度のツアー・オブ・ジ・アイランドにもカウンターのＤＤＴを発射。スワンダイブ式のボディーアタックからサンダーキス，８６で圧殺し３カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上では「後楽園、大好きです。邪道さん、元気ですか。後楽園、元気ですか」と日本語でアピール。セコンドの邪道の通訳で感謝を伝えると、最後は「Ｅ・Ｌ・Ｐ」のコール＆レスポンスで大会を締めくくった。