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【巨人】田中将大の〝相馬眼〟に乗って「競馬部」誕生か チーム関係者は大歓迎

東スポWEB 2025年2月4日 5時5分

巨人・田中将大投手(36=前楽天)が新天地で精力的に汗を流している。宮崎で行われている春季キャンプでは独自調整が認められた「S班」で始動。3日には初めてブルペンで投球練習も行ったが、その存在感はやはり抜群だ。一挙手一投足に注目が集まるだけでなく、レジェンド右腕の趣味を巡って伝統球団内に新たなムーブメントが起きそうな気配まで漂っている。

楽天とヤンキースを渡り歩き、日米通算197勝を挙げながら昨季はキャリア初の未勝利。古巣を離れた田中将は復活を期し、巨人キャンプの初日から3日連続で久保投手巡回コーチのマンツーマン指導を受け、この日はいよいよブルペン入りした。

ブルペン捕手に座ってもらうことはなかったものの、片ヒザをついた状態などで計36球。右腕は「(キャンプ前と比べて)もう、全然違います。全部違います。投げている感覚が違います。めちゃくちゃ良いです」と大きな手応えをつかんだ様子で、今後に向けても「全然、まだまだ体の使い方というのを覚え込ませていかないとダメだし。力まずに、力感のないボールにしたいので。そこをしっかり自分のモノにしたいなと思います」と意欲十分だった。

日米通算200勝まであと3勝に迫る球界屈指の名投手だけに、チーム内外で注目の的。他の投手陣からは技術的な関心も寄せられるが、実は別の側面でも着目されている。

あるチーム関係者は「彼は球界でもなかなかの競馬好きとして知られているけど、聞いたところによれば一口馬主としても有力馬を数多く所有していると。野球のことだけじゃなく、競馬の話もぜひしてみたいよね」と打ち明ける。

田中将は競馬好きで、実際に後輩選手を連れて観戦。2023年のホープフルS、昨年の有馬記念(いずれもGI)を制した「レガレイラ」の一口馬主であることなども公言しており、野球だけではなく「相馬眼」にも優れている。先月下旬にも都内で競馬に関するトークイベントに出席し、予想を見事に的中させていた。

それだけに、別の関係者も「チーム内にも競馬好きの人間はかなり多い。グラウンド外でホッとひと息つく時の共通の話題にもなるし、競馬サークルの輪も広がってくれるといいよね」と熱望しているわけだ。

巨人内には、エース・戸郷ら釣り好きの選手やコーチたちで構成されている「釣り部」、ベテランのリリーフ左腕・高梨をはじめとするサウナ好きの選手による愛好会「サウナ部」などが存在する。

「競馬部」が誕生すれば〝部長〟はもちろん田中将になるとみられるが…。いずれにせよ、共通の趣味からお互いの心の距離がさらに縮まれば、ウィンウィンになることは間違いない。

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