〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカ(38)が、センダイガールズ(仙女)の里村明衣子(45)とのワンマッチ興行(16日、東京・後楽園ホール)で歴史を塗り替える。
ウナギは今回の自主興行第3弾で、4月に引退する里村と時間無制限1本勝負のシングルマッチで激突する。「このシングルで、里村さんのDNAを受け継ぎたい。強いのは里村明衣子ですけど、勝つのはウナギ・サヤカです」と言い切った。
昨年7月に現役引退を発表した里村は、同12月に仙女のワールド王座を戴冠。今年1月にはSareeeに勝利し、高橋奈七永とは15分時間切れ引き分けになるなど、引退発表後から不敗を続ける。
絶好調の里村を攻略するにはどうすればいいのか。ウナギは2AWやマーベラスの道場に通い、基礎から学び直す〝原点回帰〟に乗り出した。「今までのウナのやり方だけだと何もできないで終わると思ったので、毎日筋トレや水泳に行って体力をつけたり、道場に通って受け身やロックアップとか練習生と一緒に練習して準備してます。他に〝秘策〟も用意している」と明かした。
決戦が行われる後楽園ホールは1987年1月14日、新日本プロレスの藤波辰巳(辰爾)vs木村健悟のワンマッチ興行が行われた伝説の地。同会場で女子初のワンマッチ興行を行うウナギは「里村明衣子と私にあそこまでの因縁はないけど、お互い後楽園でデビューして誕生日に自主興行をやってる…これは運命だ。今、自分ができる全てのことをやり切った上で、歴史を塗り替えるような試合を見せます」と目をぎらつかせた。
並々ならぬ覚悟を示したお騒がせ女子レスラーが、プロレス史に名を刻む。