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【ソフトバンク】山川穂高に緊急要請 城島CBO「もう一人リチャードが増えても大丈夫?」

東スポWEB 2025年2月4日 6時5分

異例の緊急招集だ。ソフトバンク期待の育成3年目・盛島稜大捕手(20)が宮崎春季キャンプで、山川穂高内野手(33)に弟子入りすることが3日、決まった。この日、編成トップの城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO=48)が山川に直接依頼。快諾した山川は「城島さんから『もう一人リチャードが増えても大丈夫だろ?』と言われました。沖縄出身ですし、なかなか自分から言い出せないと思いますし、気づいたことをアドバイスしようと思います」と経緯を明かした。

独自調整班である「S組」の山川は今キャンプ、かねて師弟関係にあるリチャード内野手(25)とチーム練習以外の時間を使って合同練習を継続。朝から晩まで薫陶を授けている。この日、城島CBOと山川はA組の打撃練習中に三塁側ベンチに腰掛け、ロングトークを展開。2人の視線の先には盛島の姿が確かにあった。

城島CBOが「将来的にメジャーでやれるスケール」とポテンシャルを高く評価する大型捕手。盛島は今キャンプで〝プロスペクト枠〟としてA組に抜擢され「長打力と守備力」の向上を掲げて技術習得に励んでいる。成長を促進するさらなる刺激を――。城島CBOはそんな思いで動いたはずだ。

トップダウンで決まった盛島の入門に、山川は「あれだけ(身長187センチ、体重104キロ)のフィジカルがあって、振る力がある。モノがいいのは間違いない。ただ、絶対に直さないといけない場所が何個かある。そこを直さないとなかなか打つのは難しい。みんな良くしようと思って同じようなことを言ってるはずだけど、現役の選手が言うのとでは(伝わり方が)違う」と、城島CBOの意図をくみ取った。

面倒見のいい男らしく、すでに盛島の打撃練習をチェックして弱点は分析済み。右の長距離砲として球界トップに君臨する大砲は、託されたミッションの意義を理解している。山川だからこそ伝えられること、響く言葉がきっとあるはずだ。

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