今年、投手に復帰するドジャースの大谷翔平投手(30)が達成する記録は何か。MLB公式サイトのアナリスト、サラ・ラングス記者は2日(日本時間3日)に「2025年に記録を争う10人の選手」で大谷を取り上げた。米データサイト「ファングラフス」成績予測システム「Steamer(スチーマー)」によれば今季は43本塁打、34盗塁、141奪三振だ。
「昨年の大谷は『50―50(50本塁打―50盗塁)』クラブを達成し、素晴らしかった。2025年の今、私たちは、二刀流のショウ•タイムに戻ることができる。MLBの歴史上、打者として1シーズンに15本以上のホームランを打ち、投手として100以上の三振を奪った選手はただ1人、2021年、22年、23年の大谷しかいない」と4度目の15本塁打&100奪三振を達成するとした。
また、「彼の予想盗塁数34で、達成すれば連続『30―30』のリストに加わる。これは大谷にとって40本塁打以上と20盗塁以上(40―40)を記録する4度目のシーズンでもあり、アレックス・ロドリゲス(ヤンキースなど)の最多記録に並ぶことになる」と紹介した。
さらにドジャースに新加入した佐々木朗希投手(23)も左腕ブレイク・スネル(32)と右腕タイラー・グラスノー(31)の3人で「奪三振率30%以上」でリスト入りする可能性を指摘した。メジャーでは1球も投げていないが、過去の記録から今季の佐々木の奪三振率予想は31・6パーセント、スネルが31パーセント、グラスノーが30・7%だ。
「MLBの歴史上、シーズン中にそれぞれ75イニングを投げ、奪三振率30パーセント以上の投手を3人擁したチームは存在しない」という。メジャー1年目の佐々木は球数や投球回を制限されることになるが、75回は投げるだろう。MLBでも三振を取りまくる姿に期待だ。