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チェルシーの豪女子代表FWカーが人種差別的な暴言 捜査の警察官に「女性の立場になって考えろ」

東スポWEB 2025年2月4日 13時48分

オーストラリア女子代表FWサム・カー(31=チェルシー)の人種差別的な暴言が法廷で明らかにされた。英紙「ガーディアン」が報じた。

カーは2023年1月に酒を飲んだ後、パートナーの米国女子代表MFクリスティー・ミュイスとともに乗車したタクシー車内で気分が悪くなったという。運転手が清掃費用を求めたものの、カーは支払いを拒否。そこでタクシーは警察署に向かったが、その途中に後部窓ガラスが割られていた。カーは当局で警察官に対し、運転手を非難。改めて支払いをしない方針を訴えた。

さらにカーは対応したスティーブン・ラベル巡査に向けて「女性の立場になって考えろ。我々はこの男の車に20分間も閉じ込められた」と言うと「あなたたちはバカで白人だ」「本当にバカ白人」と暴言を連発。カーは器物破損と人種差別による公共秩序の乱れの罪で逮捕された。器物破損は損害賠償が支払われた後に取り下げられた。

カーは3日にキングストン刑事法廷に出廷。事件当時の映像が公開された。カーの担当弁護士グレース・フォーブス氏は「誰も発言に異議を唱えません」としながらも「カーは、警官が白人だったからといって敵意を抱いたわけではない」と話した。今後も裁判は続くという。

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