ヘンリー王子とメーガン妃はここ数か月、公の場に単独で登場することが多くなっていたが、王室専門家はこれは戦略的な理由によるものだと考えている。英紙ミラーが3日、報じた。
夫妻はヘンリー王子が主催するインヴィクタス・ゲームのカナダ・バンクーバー大会(8日開幕)に共に出席する。メーガン妃が、かつて2人はいつも「一緒に行動していた」語っていたにもかかわらず、夫妻が公の場に別々に姿を見せることが多くなっていただけに、大きな注目を集めている。
しかし根本的には〝ソロ活動〟の方針は変わっておらず、情報筋によると、この動きはメーガン妃が自身のアメリカン・リビエラ・オーチャード・ブランドやネットフリックス・シリーズの新作である「ウィズ・ラブ、メーガン」などのビジネスを追求したいのに対し、ハリー王子は慈善活動に注力したいからだという。
元BBC王室担当記者のジェニー・ボンド氏はこのアプローチは、ヘンリー王子の商業界での経験不足だと指摘する。同氏は「ヘンリー王子は、カリフォルニアで家族との生活を続けることに満足していると思いますが、できれば、心血を注ぐことができる慈善活動にもっと時間を費やしてほしいと思います」と語った。
「商業の世界は、単に彼が慣れていないものであり、率直に言って、彼の妻の方が彼よりもその分野では優れているでしょう。それは恥ずべきことではありません。彼はすでに非常に裕福な人物であり、私は、彼が公式に働く王室を離れた際にはっきりとほのめかしたような『普遍的な奉仕』を実際に実行できると考えている」とも指摘した。
カナダでのインヴィクタス・ゲームは、トランプ新大統領がホワイトハウスに定着し、ヘンリー王子夫妻にとってビザ問題で不安な時期に開催される。米国大統領としての2度目の任期が始まってから2週間、トランプ氏は世界中が見守る中、大統領としての仕事を急速にこなしているが、彼の次の動きを誰よりも熱心に見ているのは、ヘンリー王子とメーガン妃の2人かもしれないと同紙は報じている。とりあえず次のステップに進むにはインヴィクタス・ゲームを成功させるしかない。