サイ・ヤング賞２度の左腕ブレーク・スネル、〝令和の怪物〟佐々木朗希、〝大谷の天敵〟タナー・スコットなどオフに大型補強を敢行したドジャース。「悪の帝国」とまで称されたド軍にライバル球団から力強い擁護の声があがった。
地元メディア「ドジャースネーション」は３日（日本時間４日）、「ナショナル・リーグのライバルのＭＶＰがドジャースの後払いとチーム作りを称賛」との記事を掲載した。
同記事は「ドジャースは、今冬の選手構成と後払い選手の活用で大きな注目を集めている。今オフのドジャースの成功を公然と批判する声が多い中、元ＭＶＰのイエリッチは王者を高く評価した」と報じた。
ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手（３３）は出演したポッドキャスト番組「フリッピン・バット」で「ドジャースは昨年ワールドシリーズで優勝した。今年も優勝を狙っている」と話すと、「昨年より良くなったようだ。チームのファンやチームメイトなら、当然とても興奮するだろう」とド軍の大補強を前向きにとらえた。
２０１８年にナ・リーグＭＶＰに輝いた外野手は続けて、「フロントオフィスとオーナーシップがチームをサポートし、年間を通じて最高のチームでありたいと願っているのは素晴らしいことです。シーズン中は何が起こるか分かりませんが、それでも試合に出場し、試合に勝たなければなりません」とプロ球団のあり方としてド軍の姿勢をほめた。
記事は「小規模市場のチームの他の選手にとって、ドジャースが成功の波に乗るのを見るのは確かにつらいことだが、イエリッチは大きな賛辞を送った」とナ・リーグ中地区チームの主力の発言を高く評価した。