日本テレビ系の報道番組「news every.」(月~金曜、午後3時50分)で4日、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)に、株主である米投資ファンドが日枝久取締役相談役の辞任を求める書簡を送ったことを取り上げた。
物言う株主として知られる米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは3日、日枝久取締役相談役の辞任を求める書簡を送ったと発表した。ダルトンは書簡で「なぜ一人の独裁者が40年近くもこの巨大放送グループを支配することが許されてきたのか。全く信じられない」などと強く批判している。
この問題について、「経営者でいらっしゃるので」と意見を求められたのが、同番組でキャスターを務めている斎藤佑樹氏。プロ野球・日本ハムに在籍した斎藤氏は2021年に引退した後、「株式会社斎藤佑樹」を設立。代表取締役を務め、経営者として活動している。
斎藤氏は「よく経営者仲間で話をすることがあるんですけれども」と前置きしたうえで、「出資や投資をする時に事業に対してもちろん考えることはあるんですけど、やっぱり誰が、どういう人が経営陣としているのかっていうことがすごく大事だと。その中でやっぱり株主からすると、今回の取締役の方たちも、どう刷新されるかっていうのはすごく大事なポイントになるのかなって思いましたね」と持論を語った。