新日本プロレス4日の後楽園ホール大会で、タイチ(44)がSANADA(37)に対し、暴走ファイトを展開した。
タイチは11日大阪大会で「Just 4 Guys(J4G)」を裏切り「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」に加入したSANADAとの遺恨決着戦に臨む。前日3日の後楽園大会ではSANADAがレフェリーの目を欺いて反則勝ちを収めるなど、J4Gとしてはフラストレーションのたまる前哨戦が続いている。
この日の大会ではTAKAみちのくとのコンビで、SANADA&石森太二と対戦。WDの入場と同時に奇襲を仕掛けると、試合はいきなり大荒れの展開となる。SANADAのデッドフォールを回避したタイチは、バズソーキックをキャッチされると、そのままSANADAの股間に誘導され、レフェリーによる反則裁定を狙われる。
ここはさすがにレフェリーがチェックしていたため、反則裁定は下されない。しかし、続いてタイチがSANADAのフロントキックをキャッチすると、何とレフェリーの目の前にもかかわらず急所蹴りを敢行。即座に反則負けが宣告されてしまったタイチだったが、お構いなしとばかりにSANADAを天翔十字鳳でKOしてみせた。
たまりにたまった怒りが爆発した格好のタイチはバックステージで「どけ、コラ!」と報道陣を怒鳴りつけて控室へ。遺恨が深まる一方の大阪決戦の行方はいかに――。