WWEの〝女王様〟ことシャーロット・フレアー(38)のリング内外での決断が、注目を集めている。
1日(日本時間2日)の時間差入場バトルロイヤル・ロイヤルランブルマッチで、約1年1か月ぶりに復帰。故障した左ヒザをプロテクターで保護しながら戦い抜き、5年ぶり2度目の優勝を果たした。これによりプロレスの祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日、ネバダ州ラスベガス)での最高峰王座挑戦権を得た。
〝狂乱の貴公子〟リック・フレアーの娘はリア・リプリーの女子世界王座と、ティファニー・ストラットンの持つWWE女子王座のどちらに挑むのか。関心が高まる中、3日(同4日)のロウ(オハイオ州クリーブランド)に登場。観衆からはブーイングを浴びせられるも「ブーイングされても、私が史上最高のWWEスーパースターであることに変わりはない」と強気に言い放った。
ここで女子世界王者のリアがリングイン。シャーロットは20年の「レッスルマニア36」でリアからNXT女子王座を奪ったものの、23年の「レッスルマニア39」ではリアに女子世界王座(当時はスマックダウン女子王座)を奪われた、因縁の相手だ。
リアが挑発してくると、女王様は第3ブランド・NXTの女子王者ジュリア、スマックダウンのWWE女子王者ティファニーとも対峙した上で、挑戦する王座を決めたいという。侮辱されたと受け取ったリアからは「どうか私を選んでほしい。あんたに私への敬意を叩き込んでやる」と祭典での決着戦を要求されたが、女王様は涼しい顔だった。
一方で、リング外では重大な決断を下したようだ。米ニュースサイト「TMZスポーツ」は、シャーロットがスマックダウン所属選手で夫のアンドラデと離婚していたと報道。長期欠場中だった昨年6月に別居を申請し、同10月には離婚が成立したという。
シャーロットとアンドラデは19年から交際を開始し、20年に婚約。22年にはアンドラデの母国メキシコで結婚式を挙げた。アンドラデは結婚当初、ライバル団体のAEWに所属したが、昨年1月に妻のいるWWEに復帰を果たしていた。破局の理由についてTMZスポーツは「最近トラブルがあった形跡はほとんどなかった。シャーロットは裁判書類を提出するほんの数か月前に、夫がヒザのケガの回復を手伝ってくれたことを投稿していたのだから」と伝え、不明としている。
リング内外の決断は、女王様の今後にどんな変化をもたらすのか。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。