ボートレースまるがめのGⅠ「第68回四国地区選手権」は4日に開幕した。
初日は1Rのスタート展示から向かい風8メートルで波高8センチ。これでは安定板を装着した上で2周戦になるのも致し方ないが、予報によると今節は程度の差こそあれ、2日目以降も荒れ水面が続く公算が大きい。つまり「安定板が付いていて正味の足は分からない」ではなく「安定板が付いた状態が正味の足」になる可能性が高いのだ。
そして、静水面が望めないとなれば荒れ水面に適性のある選手をクローズアップする必要がある。昔なら〝波乗りケンタ〟と呼ばれた烏野賢太が最強の荒れ水面巧者だったが、B1に陥落するなど近況のリズムが疑問。それなら難水面で有名な江戸川で周年V歴がある三嶌誠司と村越篤を重視する手もある。
中でも三嶌は過去10年の江戸川勝率が7・32と今節のメンバーでトップ。初日は3、4着発進。2日目以降も要チェックだ。