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【WWE】イヨ・スカイ 祭典出場に暗雲 左肩不安&王者リア・リプリーの〝余計なお世話〟で反則負け

東スポWEB 2025年2月5日 5時8分

WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイは、プロレスの祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日、ネバダ州ラスベガス)にたどり着けるのか。

祭典での王座挑戦がかかった1日(日本時間2日)の時間差入場バトルロイヤル・ロイヤルランブルマッチでは、1番目に入場して66分45秒を戦ったが、惜しくも初Vに届かなかった。ただ、祭典まで残り2か月半。道筋は他にもあり、次回PLE「エリミネーション・チェンバー」(3月1日、カナダ・トロント)での女子エリミネーション・チェンバー戦で勝利すれば、再び祭典での王座戦につながる。

3日(日本時間4日)のロウ(オハイオ州クリーブランド)では、チェンバー戦予選で前女子世界王者のリブ・モーガンと激突。試合前にバックステージで現世界王者のリア・リプリーと対峙し「レッスルマニアで会えるかもしれないよ」と告げたが、直後にリブに襲われ、蹴りを5発もくらった。リアが救出に入るも、今度はリブの相棒ラケル・ロドリゲスが世界王者を突き飛ばした。

高笑いするリブとは対照的に、イヨは苦悶の表情。リングに上がっても左肩に手をやり、気にするそぶりを見せた。試合前の奇襲で左肩を負傷したことは明らかだったが、怒りのイヨはゴングと当時に襲いかかり、場外戦でリブをバリケードに叩きつけた。リング内でも猛攻を仕掛け、右の掌底で場外に転落したリブに、鮮やかなトぺ・スイシーダを放った。

試合巧者のリブも猛反撃に出て、試合は一進一退の大熱戦に。イヨはチャンスに雪崩式ハリケーンラナからダブルニーをくらわせ、トドメのムーンサルトプレスの体勢に入った。相棒のピンチに、ラケルがエプロンに上がってイヨをけん制。直後に放ったムーンサルト弾はリブにヒザで迎撃されたが、すかさずジャーマンで叩きつけた。

ところが…ここで王者リアが乱入。場外のラケルを急襲しボコボコと蹴りまくった。リング内からリブがリアの髪を引っ張ってラケルを助けると、王者が振り回した右パンチがリブの顔面にヒット。レフェリーはゴングを要請し、王者がイヨに味方したとしてリブの反則勝ちの裁定を下した。

自身が関知しないところでまさかの反則負け。思わぬ幕切れに頭を抱えたイヨは、リアに「ちょっと何でそういうことしたの! 私が…私がレッスルマニアに行くために…」と日本語で不満を述べた。援護が裏目に出たリアはなだめようとしたが、イヨは王者の手を振り払い「おかしいよ! レッスルマニアに向かっていたはずなのに!」と吐き捨てながら引き揚げた。

昨年の「レッスルマニア40」ではWWE女子王者として〝主役〟を務めたが、祭典ロードに暗雲が垂れ込めた格好。このまま祭典出場への道は断たれるのか。イヨは自身のX(旧ツイッター)に英語で「言葉もない…」と投稿したが、果たして…。

この日のロウは「ABEMA」にて放送された。

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