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【西武】松坂大輔氏「気になるところがあったので…」 南郷視察で見せた〝古巣を愛するOB〟ぶり

東スポWEB 2025年2月5日 6時3分

西武の宮崎・南郷キャンプが4日に第1クールを終了した。

初日の雨天に続いて寒波が襲来し、風速13メートルの強風に見舞われて一部の練習が室内練習場に変更。西口監督は「順調に練習メニューを消化したが、寒い日が多くて、ちょっと体が動かしづらかった」と選手を気遣いながら総括した。

そんな指揮官のもとに、この日はうれしい来客が訪れた。昨年までの2年間、臨時コーチとして南郷キャンプに一部参加していたOBの松坂大輔氏(44=野球評論家)だ。今回は報道ステーション(テレビ朝日系列)のキャスターとしての来訪だったが、教え子たちがいるブルペンに向かうと、穏やかだった表情が一変した。

昨年まで熱心に指導したボーをはじめ、初の一軍帯同となった2年目・上田や菅井、3年目の山田らの投球に熱視線。さらにブルペンに隣接する投手陣の更衣室となっているプレハブ小屋に入り、山田に身ぶり手ぶりを交えて個別の実技指導まで行った。

その姿はもはやキャスターではなく、まるで臨時コーチ。松坂氏は指導した具体的な内容こそ明かさなかったが「ちょっと気になるところがあったので。やるかどうかはもちろん、本人の判断なんですけど。西口さんとそういう話をしていて、こういう練習法があるよという話ですね。ちょっともったいない投げ方をしていたので」と打ち明けた。

本来の目的であるインタビュー取材を終えると、キャンプ中継をモニターで見ていた西口監督から「大輔、反省会やってるよ。反省のシャドー(ピッチング)やってる!」の声が飛んだ。そこでは松坂氏に指摘された山田が投球フォームの矯正を行う姿が映し出され、レジェンドは指揮官とアイコンタクト。取材者として訪れても、古巣はいつまでもかけがえのない場所のようだ。

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