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【カーリング】ロコ・ソラーレ崖っぷちで連勝 カギとなった新フィフス・松沢弥子の〝貢献〟

東スポWEB 2025年2月5日 6時3分

窮地から起死回生の連勝劇で1次リーグ突破だ。カーリングの日本選手権3日目(4日、神奈川・横浜BUNTAI)女子1次リーグA組で、2022年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)がダブルヘッダーで連勝し、2次リーグ進出を決めた。

LSは26年ミラノ・コルティナ五輪の出場権獲得に向けて、今大会で3位以上が絶対条件。2日の初戦で北海道銀行に敗れ、いきなり崖っぷちに立たされた。そして迎えたこの日の1試合目は、強豪・中部電力を下して勢いに乗る札幌国際大と対戦。負ければ敗退濃厚となる正念場だったが、LSが底力を発揮して10―3と快勝した。続く試合でもチーム大阪を12―5で撃破し、無事に2次リーグ進出が決まった。

試合後にLSのスキップ・藤沢五月は「初戦は負けてしまったけど、調子は悪くなかった。前向きに今日の試合に向けてしっかり準備ができた。特に札幌国際大学さんとの試合では、点差も開くことができて、自分たちの展開をうまくつくることができた」と会心の表情を見せた。

重圧がかかる中で難敵と相まみえた札幌国際大戦では、勝因となったキーマンがいた。

北京五輪後にフィフス(補欠)を務めた石崎琴美が24年5月に退団。その後はリード・吉田夕梨花、セカンド・鈴木夕湖、サード・吉田知那美、スキップ・藤沢の4人体制で活動していた。そこに今大会前、LSのセカンドチームであるロコ・ステラの松沢弥子をフィフスに登録した。

藤沢は「(今まで)札幌国際大学さんとほとんど試合をする機会がなかった。今回フィフスで入ってくれている弥子ちゃんが、全道大会で(札幌国際大と)たくさん試合をしていたので、その時のチームスタイルを教えてくれた」と説明。〝未知〟の相手でも対策を練ることができた。

難敵撃破で目標へ加速できるか。

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