5日放送のTBS系「ひるおび」で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツがフジ・メディアHDの日枝久取締役相談役に対し、辞任を要求した話題を取り上げた。
フジ・メディアHDの大株主であるダルトンは3日、書簡を送り、日枝氏に対し辞任を要求。書簡では日枝氏を「独裁者」と呼び「ガバナンスに欠陥がある」と厳しい論調で批判している。
経済評論家の加谷珪一氏は「辞任要求をするなら、株主総会を開いて辞任要求すればいいこと。わざわざ書簡を公開して辞任を要求するのは狙いがある」と指摘した上で「おそらくメディアを使って世論を味方につけ、理想通りの経営刷新を狙っているのでは」と解説した。
続けて「ダルトンの言っているのは正しいと思う。ただ注意してほしいのは、ダルトンは投資ファンド。株価を上げて売却して収益を上げる会社だということ」とも補足している。