2日のグラミー賞のレッドカーペットで、米人気ラッパー、カニエ・ウエストの妻ビアンカ・センソリが毛皮のコートを脱ぎ、ほぼ全裸の〝シースルードレス〟を披露したことが批判を呼ぶ中、同賞のエグゼクティブ・プロデューサーが4日、私見を述べた。
米メディアによると、ソーシャルメディアでは、センソリが同賞出席者のドレスコード違反の可能性や、さらに法に抵触したおそれを指摘する声が上がっている。
そんな中、今年の授賞式でエグゼクティブ・プロデューサーを務めたラージ・カプール氏は、米誌「ピープル」の取材に対し、ゲストへの招待状に記載されているドレスコードは「芸術的なフォーマル」だが、「音楽業界では、それは解釈次第」だと説明した。
同氏は、「もちろんパフォーマーにはドレスコードがあり、われわれはこれまでの基準と慣例に従う必要がある」とした上で、「ノミネートされた人たちのドレスコードついては、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーが答えなければならない」とし、同アカデミーに判断をゆだねた。
最優秀ラップ曲にノミネートされていたウェストは数分間、センサリと一緒にレッドカーペットを歩き、その間、センソリは「挑発的」な〝衣装〟を披露したが、運営側からは退場するよう求められなかった。
一方、法的問題について米誌「ハリウッド・レポーター」は、地元ロサンゼルス警察に問い合わせ、当局が「捜査に着手していないことを確認した」と伝えた。