イチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)がアジア人初の殿堂入りを果たした。韓国メディアでは来年に資格を得るチュ・シンス氏(秋信守=43)の快挙にも注目が集まっている。
韓国メディア「スポーツ京郷」は「個人タイトルは取れなかったが、イチローもできなかった20本塁打、20盗塁を3度も達成し、2018年にはレンジャーズ記録の52試合連続出塁に成功した。殿堂入りの可能性はそれほど高くないが、候補に名前を載せるだけで韓国初の記録になる」とし「スターニュース」も「MLBも認めた野球の歴史を塗り替える殿堂候補」と伝えている。
昨季限りで引退し、現在は韓国SSGの特別補佐を務めるチュ・シンス氏は2005年から2020年までインディアンズ、レッズ、レンジャーズでプレーし、16年間で218本塁打、782打点、157盗塁、出塁率と長打率を合わせたOPSも8割2分4厘(イチロー氏は7割5分7厘)をマーク。通算124勝の「コリアン特急」パク・チャンホですらリストに選ばれたことがなかったが先ごろ「MLBネットワーク」で「候補になる資格者」として名前が挙げられた。
しかし、数字だけがリストアップの条件なわけではなく、品格も重視される。インディアンズ時代の2011年に飲酒運転で逮捕され、罰金と免許停止処分を受けた過去があり、しかも逮捕時に「ほしいものは何?」「見逃してくれ」と警官に聞くなどファンのひんしゅくを買った。トラブルが殿堂入りに影響しないとも限らない。
当のチュ・シンス氏は「SPOTV」に「イチロー氏は本当にすごい選手だ。250安打以上を打った選手だ」としながらも自らの候補については「一度も考えたことがない。期待はまったくしていない」と笑い飛ばしているが、果たして…。
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