レッドソックスの元本塁打王で殿堂入りの〝ビッグ・パピ〟ことデビッド・オルティス氏(49)と同郷の後輩でドミニカのティグレス・デル・リセイに所属する元MLB選手のエミリオ・ボニファシオ外野手(39)の間で金銭トラブルが起きている。
オルティス氏は昨年、自ら運営にかかわるカリビアン・タイタンズシリーズのティグレス対アギラス戦のためにボニファシオに4万ドル(約620万円)を預けたが、ボニファシオは当日の試合に来場せず、ホテルにも現れずにお金を着服したと主張。「彼は私に借りがある。お金を奪った。4万ドルを預かって試合に来なかった。無礼だ。キャプテンが行方不明になってイベントが輝きを失った」と怒りを爆発させており、球場使用料、宿泊、交通機関の手配など数百万ドルの損失が生じたとして訴訟を起こす構えでいる。
ボニファシオはポッドキャスト番組で「私にも立場があるし、彼に尊敬の念もある。どういう立場でそう言っているのか分からないので、判断することができません。冗談なのかどうなのか。この件について意見はありませんが、私は〝ビッグパピ〟を大いに尊敬しているだけです」とだけコメントしているが、リセイGMのビセンテ氏は疑惑をキッパリ否定。受け取った金は「酒や車やルイ・ヴィトンを買ったという情報は完全なウソだ。シリーズを運営するイベント会社の契約違反に対する補償金だ。私は責任を持ってこれを言います」とボニファシオを擁護し、潔白を主張している。