カーリングの日本選手権4日目(5日、神奈川・横浜BUNTAI)の女子で、前回大会覇者のSC軽井沢クラブが早すぎる終戦を迎えた。
この日は1次リーグB組第4戦でフォルティウスと対戦すると、第1エンド(E)にいきなり3点を許す苦しい展開。第4E終了時点では3―5と食らいつくも、第5Eに2点を奪われ、第6Eには1点をスチールされた。その後も流れをつかむことができず、4―10で敗れた。通算成績2勝2敗で1次リーグ敗退が決定し、スキップ・上野美優は「目指していたところに全くたどりついていない。今回のチームのコンディションを見ると、これが私たちの実力通り」と目を潤ませた。
今大会に向けては金井亜翠香をリードに、上野結生をサードに配置。各選手の特長をより生かすためのポジショニングを組んだが、結果にはつながらなかった。上野美は「やってきたことが合っていたか、どういったことがあって、他のチームとの差が生まれてこの結果になったかを確認してやっていく必要がある」と声を詰まらせた。
まさかの結果に終わったものの、2026年ミラノコルティナ五輪日本代表決定戦(9月、北海道)への出場権は獲得済み。「今回の敗戦をどう生かすかがカギになる。それをうまく生かせたチームが五輪に立っている」と上野美。悔しさをさらなる飛躍の糧にできるか。