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【カーリング】女子のレベルが急上昇 中部電力は1次リーグで終戦 北沢育恵「気持ちの整理が…」

東スポWEB 2025年2月5日 18時43分

カーリングの日本選手権4日目(5日、神奈川・横浜BUNTAI)で、2019年大会覇者・中部電力の戦いが早くも幕を閉じた。

26年ミラノコルティナ五輪への道をつなぐには優勝が必須条件。この日の1次リーグA組第4戦では、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)を対戦し、5―6で惜敗。序盤から一進一退の攻防を繰り広げるも、最終第10Eに1点を許した。通算成績2勝2敗ながら、1次リーグ敗退が決定。スキップ・北沢育恵は「正直1次予選で終わるとは思っていなかった。初戦で負けてしまったことが響いてしまった。気持ちの整理がつかない部分はある」と率直な思いを語った。

悔しい敗戦にも、試合後には中部電力の選手とLSの選手が握手を交わす場面もあった。LSのサード・吉田知那美は「(中部電力は)大好きなチーム。本当に強いし、世界を見ても好きなチームの1つ。私たちも勝ちたいけど、難しい気持ちだった。ありがとうございましたという気持ち」と感謝を述べた。

今大会は前回大会覇者のSC軽井沢クラブも1次リーグで姿を消した。LSのスキップ・藤沢五月は「ここ数年で(世界最高峰の)グランドスラムに日本のチームが複数出るのが当たり前になってきた。どのチームも世界に届くチームを目指してやっている中で、日本選手権を勝つのは難しい」と冷静に分析。有力チームの敗戦は、日本女子カーリング界のハイレベル化を象徴するワンシーンだった。

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