バスケットボール日本代表の比江島慎(34=B1宇都宮)が〝モテモテ〟だ。男子日本代表は5日、都内で行われているディベロップメントキャンプ(有望な若手を集めた合宿)の一部を公開。4人の選手が取材に応じた中、目指したい選手として2人が比江島の名前を挙げた。
先月はB1シーホース三河の練習生としてプロの練習に参加した、小沢飛悠(21=日体大)は「こういう選手ならA代表でも活躍できるだろうというのは、比江島さん。スピードがない中でステップでデカい人たちをかわしてというのは参考になる。少しでもズレがあれば3ポイントを打てて、高確率で決められるのは脅威。自分もそういう選手になりたいと思っている」と説明した。
また八王子学園八王子高3年の十返翔里(18)は「比江島選手を尊敬している。何がすごいというと、スピードを落としてドライブするところであったり、緩急だったりは日本の中でトップだと思う。そこは自分も一つひとつのプレーに、比江島選手をイメージしていきたい」。比江島自身は昨年11月のアジアカップ予選限りで代表引退を示唆しているが、日本代表の成長へまだやるべきことはありそうだ。
ちなみに福岡大大濠高3年の渡辺伶音(18=B2アルティーリ千葉)は、NBAマジックのドイツ代表フランツ・バグナーをお手本にしている。身長208センチのバグナーは、渡辺の206センチとほぼ同じでプレースタイルも近いことから「将来の理想の形として参考している」と語った。