Infoseek 楽天

経営統合撤回!もともと乗り気でなかったホンダ 日産のプライドも見え隠れ

東スポWEB 2025年2月6日 6時8分

日産自動車が5日、ホンダとの経営統合協議を打ち切り、白紙とする方針を決めた。ホンダ側から提案された日産の子会社化案への社内の反発が強かったという。

両社は昨年12月に本格的な統合協議入りを発表。今年6月に統合契約を結び、2026年8月に持ち株会社を発足させ、両社が傘下に入る計画だったが、協議入り発表から約1か月で破談となった。

日産の白紙方針に実業家の堀江貴文氏は自身の「X」(旧ツイッター)で「そのまま潰れろ笑」と痛烈なひと言を投稿。SNS上でも「日産ってプライドだけは高いんだよね」「ホンダはこれで安心だ」といった日産のプライドの高さを揶揄するコメントであふれた。

そんな中、フリーキャスターの辛坊治郎氏が5日放送のニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に出演し、興味深い見解を語った。日産を取り巻く状況として、台湾の電気メーカーが日産買収を狙っているという。

そうした中で「経済産業省としては日産を外資に持って行かれるわけには行かない、つぶれられても困る。救済策はないか。そうかホンダとくっ付けようと。日産とホンダをくっ付けるために経済産業省がやったんじゃないかと言われますが、日本経済新聞とNHKに報道されるわけです。それに追っかける形で他の新聞が報道したんだけど多分ホンダとしてはまだ腹が固まってないやつを役所主導でリークされたんだと思います」と指摘。

ホンダにも変化が生じる。「ここにきて日産を抱えてもホンダとしてそんなにメリットがあるかと言うと負担の方が大きいんじゃないかと。日産側としては『向こうはバイク屋だし、元は俺の方が大きいし、なんで俺たちがホンダの傘下に入らなきゃいけないんだよ』。(そこで)『日産を子会社にします』というホンダ発のリークだと思います。そうすると日産が反発するに決まってますから自動的にこの話が破談に向かっていく」と解説した。

「日産のプライドの高さは技術面に対する高いプライドでもあります。その技術力を外資に買収される可能性が現実味を帯びてきました」と日産関係者は危惧している。

この記事の関連ニュース