9月に東京で開催される陸上の世界選手権で「スペシャルアンバサダー」を務める俳優の織田裕二(57)は、日本が誇るスター選手たちに大きな期待を寄せている。
6日に都内で行われた取材会では「陸上ほど多くの国を巻き込んでいるスポーツはない。ここで一番になるのはすごいこと。100メートルで10秒を切る、走り幅跳びで8メートルを跳ぶ世界はテレビだと伝わらない部分もある」と熱弁した上で「地元の風が吹いて、一番いい色のメダルも見えてきたらうれしい。どんどん夢は膨らむ」と声を弾ませた。
長年の取材経験から海外選手にも詳しいが、注目する選手はもちろん日本人選手。男子100メートルのサニブラウン・ハキーム(東レ)、女子やり投げの北口榛花(JAL)の名を挙げ「(2022年、23年大会の100メートルで)決勝に行ったサニーをずっと見ている。すごくチャーミングな青年で、世界一をとりたいと言った時、応援したいと思った。北口選手も泣きそうな顔しながらダメかと思ったら逆転の投てきで笑顔を見せる」と思い出を振り返った。
最後には「陸上ってものを生で見てもらいたい」と呼びかけた織田。玄人の視点から世界選手権の魅力をアピールしていく。