広島の日南春季キャンプは6日、第1クール最終日を迎え、〝球団広報〟が、練習メニューに飛び入り参加した。
ランチ休憩後に、それぞれ10本ずつ課された坂道ダッシュがそれで、野手陣、投手陣が、ノルマの本数を消化すべく、休日前の体に追い込みをかけた。
そんな〝おなじみ〟の強化メニューに河内貴哉球団広報(43)も参戦。15年に現役引退後は、ユニホームに袖を通す仕事は一切関わっていない河内氏だが、現役時と変わらぬ健脚を披露した。
林晃汰(25)、ドラフト4位ルーキー・渡邉悠斗(22・富士大)と、10歳以上も年下の若者とガチンコ勝負。やや足が遅めの2人相手とはいえ大接戦を演じ、見守ったナインからも「AI広報、速えー!」「さすが元ドラフト1位!」と驚きの声が飛んだ。フィニッシュした河内広報は「脚は上がってましたね。でも、ケガしないように(地面は)蹴らずに走りました」と真剣勝負を振り返った。
河内広報といえば、今キャンプから通常業務に加え「AI広報河内」として自らAIアバターに扮し球団公式インスタグラムやユーチューブに登場。球団の魅力をコミカルに発信している。新井貴浩監督(48)もその姿に大ハマりで「書いておいて」と〝AI広報〟を猛プッシュ中。体を張った奮闘ぶりが、近く動画にアップされる可能性もありそうだ。