浜松オートのSG「第38回全日本選抜オートレース」が6日、開幕した。初日は好天に恵まれたが、上がりタイムに影響を及ぼすと考えられるくらいやや強めの風(風速7・8メートル)が吹いた。そんな中、序盤の2Rで武藤博臣(41=川口)がインパクト十分の走りで3・357秒の好タイムを叩き出し、周囲を驚かせた。
10メートルオープン最インの1番車から1コーナーの主導権を握ると2番手以下に大差をつけて快勝を収めた。
「昼間であんなタイムは久しぶり。この風でのタイムなら十分でしょう。上出来だな」と本人も大満足。もちろん機にも納得だ。「エンジンも以前、浜松で良かったときのセットして〝高位安定〟」と信頼度は高い。
今大会はランク的にハンデ位置も大いに魅力で、2日目(7日)以降もマークは外せない存在になる。