〝PK水かけ問題〟についての見解は? Jリーグの2025年シーズン開幕を約1週間後に控える中、日本サッカー協会(JFA)の審判委員会が6日、千葉市内で報道陣向けの説明会を行った。
昨季はJ1町田のFW藤尾翔太(23)が、PKの前にボールに水をかける行為が物議を醸した。昨年8月17日の第27節・町田対磐田で、自ら得たPKで藤尾が、給水ボトルの水をボールにかけた。それを見た高崎航地主審(32)は藤尾からボールを受け取り、新しいものと交換した。
過去の試合でも、藤尾はPK時にボールに水をかけていたが、主審が交換を指示したのはこの時が初めてだった。
この問題について、JFAの佐藤隆治審判マネジャー(47)が言及した。「昨年(の説明会)でもお話しさせていただいたが『水をかけたらダメです』『水をかけたら交代です』という取り決めは特にしていない。レフェリーがいろんなシチュエーションの中で競技規則を考えた時に、どう判断するのか。何をしてもいいわけでは決してない。あくまで主審が競技規則を理解して、どういったものが求められ、サッカーの中で何を大事にしなきゃいけないのかという中で、目の前で起きたことに対応しなさいということ」。佐藤氏は今季も主審の裁量に任せる方針を示した。