浜松オートのSG「第38回全日本選抜オートレース」が6日、開幕した。
黒川京介(26=川口)は10Rで大外からカマシを決め、2コーナーで1番車の田中哲をまくり先頭に立つ。その後は後続を突き放し圧勝。7・8メートルの強風が吹くレースで上がりタイムは3・318秒。〝異次元〟の走りにレースを見ていた選手から「速い」の声が続出した。
前節の当地GⅡウィナーズカップでは跳ねもあり仕上げに苦戦し優出もできなかった。だが、この日は一変。「ムチャクチャ良くなった。走る前は川口に戻りたい。もう一回セッティングをやり直したいと思ってたのに。いつもよりグリップも違う感じで速く走れそうなところに車が行ってくれる。すごい乗りやすい。もうエンジンは触りたくないですね」と初日にして仕上がった様子だ。
レースを終え早船歩、大木光がエンジンのセッティングを聞き情報収集。「名誉ですね」と笑顔。それだけ一目置かれている存在だ。2日目(7日)も好走は必至。昨年11月の日本選手権に続くSG制覇へこのまま突っ走る。