カーリングの日本選手権5日目(6日、神奈川・横浜BUNTAI)で、女子の北海道銀行が堂々たるパフォーマンスを見せている。
2次リーグのチーム御代田戦は第3エンド(E)終了時点で1―2とリードを許すが、第4Eに3点を奪って逆転に成功。第5Eには3点をスチールするなど、中盤以降に突き放し、12―3で大勝。サードでスキップの仁平美来は「今日の朝の試合(フィロシーク青森)から投げの確認であったり、置きたい位置に置くというところをもう1回ミーティングで話し合って、その部分がだいぶ改善できて、いい形で試合を進められた」と振り返った。
今季は約3か月のカナダ遠征などで、世界トップレベルのチームと数多く対戦してきた。「グランドスラムとかでもトップチームと試合させていただくことも増えて、どんな強いチームでも自分たちは良いゲームができると常に考えながらやっている。今やるべきことに集中して、一投一投を大事に決めきるところはどんな相手でも変わらない」と自分たちのスタイルを確立した。
この日の結果を受け、決勝トーナメント進出が決まった。「自分たちのいい形で試合して、こういう形で勝って、プレーオフを決められた。チームとしていい形で次を迎えられる」と手応え十分。日本の頂に着実に近づいているようだ。