カーリング女子のフォルティウスでスキップを務める吉村紗也香(33)がリベンジ宣言だ。
6日に行われた日本選手権5日目(神奈川・横浜BUNTAI)の2次リーグで、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)と対戦。序盤から優位に試合を進めていたものの、6―4で迎えた最終第10エンド(E)に悲劇が待っていた。吉村の最終投がガードに当たってしまい、3点を献上。6―7で逆転負けを喫し、今大会初黒星となった。
LSは北京五輪の日本代表決定戦で敗れた因縁の相手。この日も死闘を繰り広げただけに、自然と悔しさがあふれた。「クロスゲームになるだろうと予想はしていたけど、自分たちもすごくいい形で試合をできていた。最後の詰めというところをもう少ししっかり決め切ることができれば全然勝てたと思う」と唇をかんだ。
決勝トーナメント進出」が決まったが、ミラノ・コルティナ五輪への道をつなぐには今大会での優勝が必須条件。「この負けは優勝につながる負け。ポジティブにとらえて頑張る。詰めが甘かった部分さえ決まれば勝てる自信はある」。この敗戦を必ず笑顔に変えてみせる。