カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)は〝魔法の言葉〟で逆転劇を引き寄せた。
6日に行われた日本選手権5日目(神奈川・横浜BUNTAI)の2次リーグでは、今大会無敗のフォルティウスと対戦。序盤からリードを許し、4―6で最終第10エンド(E)を迎えたが、3点を奪って7―6で勝利。決勝トーナメント進出が決定し、今大会での3位以内が確定。ミラノ・コルティナ五輪の日本代表決定戦進出も決まり、試合後には歓喜の輪をつくって喜びを表現した。
セカンド・鈴木夕湖は「前半に細かいミスが重なったが、1本1本はそんなに遠く外れていなかったので、絶対にチャンスはつくれるなと思っていた」と冷静に回想。さらに「みんなが自信を持って投げられるように、みんながいいコミュニケーションを取れている。疲れてきたらそういうのは難しくなる。みんなに自信を与え続けて、みんなからも自信を与えてもらえるようなコミュニケーションを取り続けたい」と収穫を口にした。
鈴木によると、選手たちは「とにかくナイスショットって褒めまくる。もう天才みたいな」と声を掛けながらお互いを鼓舞。ドラマの裏にはチームの運気を上げるポジティブワードが隠されていた。