芸能界が激震に見舞われている――。
日本テレビ系「大悟の芸人領収書」の番組公式サイトが6日、2月10日、17日の放送内容を変更することを発表。「吉本興業が所属タレントの活動自粛を発表しましたが、当該タレントが番組に出演しておりましたので、事務所に確認のうえ出演部分をカットして放送いたします」とした。
吉本興業は前日5日、公式サイトで一部タレントの活動自粛を発表。タレントの名前は明かさず「コンプライアンス違反の疑いがあることが判明したため、現在、外部弁護士を交え、事実関係を調査中でございます」と報告した。
その後、一部メディアは違法オンラインカジノで賭博をした疑いがあるとして、警視庁が「ダイタク」の吉本大(40)と「9番街レトロ」のなかむら★しゅん(31)を任意で事情聴取していると報じた。
ネット上では吉本が「一部タレント」と匿名で発表したことに疑問の声が上がっているが…。
「まだ事実関係を調査している段階であることに加えて、名前を報じられている2人以外にも事情聴取されていることもある」(お笑い関係者)
日本国内でネット上のオンラインカジノサイトにアクセスして賭博をするのは賭博罪にあたる。国外のサーバー上に開設されて運営されている国外の合法オンラインカジノサイトであったとしても、日本国内からアクセスして賭博すれば同罪が適用される。ある芸人の話。
「大さんとしゅんさんは舞台出演が一緒で顔を合わせる機会が多く、親交がありました。その2人の今回の事案は氷山の一角だと思っています。芸人かいわいではかねて、2人以外の一部芸人たちが違法オンカジのバカラとブラックジャック、スポーツ賭博などに興じていると言われていましたから。スマホで指一本でベットでき、かつ、決済代行業者を介すので出入金がリアルに見えない分、罪の意識が希薄になってしまうようです」
他の事務所も対岸の火事ではないと戦々恐々だ。
「どの事務所も吉本さんだけの問題とは考えていない。『ウチのタレントは大丈夫か』と心配しているし、実際に所属タレントにオンラインカジノで賭博したことがあるかも聞いている。違法だと知らなかったタレントやスタッフもいる」(大手芸能事務所マネジャー)
いったいどこまで広がるのか。