ドジャース・大谷翔平投手(30)の通訳だった水原一平被告(40)の量刑が、6日(日本時間7日)にカリフォルニア州の連邦地裁で「禁錮4年9月」と言い渡された。
水原被告は通訳の立場を悪用し、大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億円)を不正に搾取。本人になりすまして銀行員をだます電話をかけるなどの手口で多額の資金を盗み、違法なスポーツ賭博に手を染めていた。本人はすでに銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じていた。
大谷は2023年オフにドジャースと7年総額10億ドル(約1015億円=当時)という空前のメガ契約を締結。真美子夫人との結婚を電撃発表し、祝福ムードの中で新天地の1年目を迎えた。ところが、昨年3月に韓国で行われた開幕シリーズで水原被告の〝裏の顔〟が発覚。球団は即解雇に踏み切り、大スキャンダルに発展した。
連邦地検は禁錮4年9月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1700万ドルの賠償を求刑。水原被告側は重度のギャンブル依存症を理由に、禁錮1年6月への減刑を求めていた。