ドジャース・大谷翔平投手(30)の元通訳で銀行詐欺などの罪を認めていた水原一平被告(40)に、禁錮4年9月が言い渡された。
6日(日本時間7日)にカリフォルニア州の連邦地裁に出廷した水原被告は、法廷内で大谷への謝罪などを口にし、報道陣の問いかけには一切答えなかった。弁護側はギャンブル依存症による減刑(禁錮1年6月)を求めたが、求刑通りの判決が下された。
水原被告がドジャースから電撃解雇されたのは、昨年3月に行われた韓国での開幕シリーズ。誰もが大谷を献身的にサポートしていると疑わなかった中で詐欺事件が発覚し、まさに激震が走った。その韓国でもこの日の判決が次々と報じられているが、水原被告が情状酌量を求めて送った申告書が袋叩き状態となっている。
それは勤務が24時間365日体制で、賃金が見合わないといったもの。これに同国メディア「OSEN」は「米国現地でも水原の言い分に説得力がないことを知っている。一般的な労働者の労働強度を給与と比べ、水原ははるかにいい条件だからだ」と一刀両断。水原被告は検察の調べで2024年は「50万ドル(約7600万円)」とされている。
また、「マイデイリー」も「これも言い訳の可能性が高い。大谷は水原に着実に高額の年俸(給料)を支払ってきた」と斬り捨てた。
韓国でも大きな注目と人気を集める大谷。その信頼を裏切り、前代未聞の詐欺事件を起こした水原被告への風当たりが収まることはなさそうだ。