米女子ゴルフツアーの「ファウンダーズ・カップ」初日(6日=日本時間7日、フロリダ州のブラデントンCC=パー71)、日本勢13人がツアーに参戦する中、今季初戦を迎えた渋野日向子(26=サントリー)は今季初戦で1バーディー、5ボギーと75のラウンドで、4オーバーの107位と出遅れた。
試合を中継した「WOWOW」で解説を務めたプロゴルファーの藤野オリエ(葛城GC)はツアー4年目となる渋野について「少し伸びているんじゃないですか」とティーショットの飛距離に注目した。渋野はこの日は昨季の平均飛距離267・90ヤードの笹生優花と同組でラウンドし〝第1打〟の飛距離がほぼ同じだったという。
渋野の昨季平均は256・06ヤードで日本勢トップの飛ばし屋・笹生と約12ヤードの差があったが、今季は〝互角〟といえるほど、飛距離を伸ばした格好だ。藤野は「米ツアーで〝飛距離の部分が…〟とおっしゃっていて、そこがクリアできてるし(残り距離が短くなるため)セカンドショットもやさしくなってきますね」と話すように、かみ合えば劇的なスコアメークも期待できる。
渋野は初日ホールアウト後に「なかなか試合勘を取り戻せない1日だったと思う。強風の影響? それよりも自分のショットが本当にひどすぎたので、笑うしかなかったです」と振り返っていたが、2日目の巻き返しが期待される。