カージナルスと年俸調停となっているラーズ・ヌートバー外野手(27)が年俸調停の公聴会に出席し、球団提示の245万ドル(約3億8000万円)に対して295万ドル(約4億5700万ドル)を希望した。昨年は年俸76万ドル(約1億1800万円)で契約していた。
2023年のWBCで侍ジャパン優勝に貢献したヌートバーだが、その年は117試合で14本塁打、打率2割6分1厘、4年目の昨季は109試合で12本塁打、打率2割4分4厘と成績を落とした。キャンプで肋骨を骨折、5月にもわき腹を負傷してIL入りするなど、ガッツあふれるプレーの一方でケガの多さに悩まされ、5日のMLB公式サイトでは「過小評価ベストナイン」に選出もされている。
しかし、データ解析サイト「BASEBALL SAVANT」によると空振り率、平均打球速度、最大打球速度、ハードヒット率などでいずれも82パーセンタイル(評価)以上にランクされ、潜在能力は十分。メディア「セントルイス オン SI」でも「ケガさえなければ大ブレークが期待されるカージナルスのファンに楽しみを与えてくれる。エキサイティングな年になる」と見られている。