カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)でスキップを務める藤沢五月が〝憧れの存在〟への思いを口にした。
7日に行われた日本選手権(神奈川・横浜BUNTAI)の2次リーグ最終戦ではフィロシーク青森に12―4で勝利。2次リーグを3位で通過し、8日の準決勝で北海道銀行と対戦する。連日好ショットを披露してきた藤沢は「チーム全体として調子は上がってきている。ショットの成功率やしっかりチャンスをものにする部分ではしっかりできている。この流れのまま明日にもつなげていきたい」と手応えを口にした。
そんな藤沢はカナダの名選手として知られるジェニファー・ジョーンズさんの行動を参考にしている。「ソチ五輪のスキップワークでチームメイトがミスしても『私のラインコールが悪かったよ、投げはいいよ』ってポジティブに声をかけたり、観客のみなさんも味方にして、試合の雰囲気づくり、ショットの正確さ、全て自分のものにしていた」と振り返った上で「やっぱりジョーンズ選手が一番いい選手だと言われるような選手に私もなりたいなと思っていた」としみじみ語った。
藤沢も名スキップとして世界の舞台で活躍。数々のメダルを手にしてきたが「日本のカーリング選手の1人として、カナダのジョーンズさんのようだと、むしろ超えられるようにやっていきたい」ときっぱり。新たな歴史を刻んでみせる。