カーリング女子のフォルティウスでスキップを務める吉村紗也香が〝雪辱〟への手応えを口にした。
7日に行われた日本選手権(神奈川・横浜BUNTAI)の2次リーグ最終戦では北海道銀行に6―5で勝利。2次リーグを1位で通過し、9日の決勝で北海道銀行とロコ・ソラーレ(LS)の勝者と対戦することが決まった。試合後には「どのチームよりも、しっかりアイスを読めていると感じる。チームとしても本当に自信を持って堂々とプレーしているところは、すごくあると思う」と納得の表情を浮かべた。
2022年北京五輪は代表決定戦でLSに敗れ、北海道銀行とのスポンサー契約も終了となった。それでもクラブチームとして再スタート。26年ミラノ・コルティナ五輪への道をつなぐには、優勝が必須条件となる中で順調に勝利を重ねている。吉村は「本当に0からのスタートで、一人ひとりが強い覚悟を持ってそういう道に進んだ。最初はどうなるか分からなかったけど、いつか笑える日が来るんだろうという気持ちでやっている。自分たちも五輪に出て、金メダルを取るという強い思いがあった」と歩みを止めることはなかった。
決勝に向けては「心のリラックス、体のリラックスもいったんできる。だらっと過ごすんじゃなくて、メリハリをしっかりつけていい準備ができたら」と力強く宣言。あの日の悔しさを必ず晴らす。