女子プロレス「マリーゴールド」のツインスター王座を保持する高橋奈七永(46)&山岡聖怜(18)が、V1戦(20日、東京・後楽園ホール)へ弾みをつけた。
5月に現役を引退する高橋とデビュー5戦でタイトルを奪取した山岡の〝パッション親子タッグ〟は、V1戦でワールド王者の林下詩美&スーパーフライ級王者のビクトリア弓月を迎え撃つ。王座戦を控えた7日の東京・新宿フェイス大会で2人は前Sフライ級王者の翔月なつみ&後藤智香と激突した。
試合がスタートすると、敵軍の集中攻撃を浴びせられた山岡だったが、高橋との好連係を炸裂。前S級王者に果敢に攻め込み、後藤を持ち上げ四方のコーナーに叩きつけ、スーパールーキーの底力を見せつけた。
12分過ぎ、高橋と合体サイドバスターを後藤にお見舞いして勢いに乗った山岡は、ジャーマンでトドメを刺し、3カウントを奪った。
試合後、息を切らしながらバックステージに現れた山岡は「昨日ちゃんよたさんと戦った後に奈七永さんが言っていた『最後かもしれない気持ちで戦う』っていう言葉が胸に刺さって。奈七永さんの言葉のおかげで今日は勝てたなって思います」と語った。
この言葉に高橋は「でも自分でつかんだ勝利だから、これからもっと自信を積み重ねていって、このベルトをしっかり守っていきましょう」と鼓舞。最後は声をそろえて「勝ちます!」と絶叫しV1戦に向け気合を入れ直した。