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泉房穂氏 森友問題の財務省の決裁文書改ざんに言及「7年もたつ。罪深いなと思いますね」

東スポWEB 2025年2月7日 22時18分

前明石市長の泉房穂氏が7日、「泉房穂の情熱ラジオ」(ニッポン放送)に出演し、森友学園文書判決で政府が上告を断念したことに対し持論を展開した。

大阪高裁は、森友問題に関して文書の改ざんを指示され自殺した近畿財務局職員だった赤城俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんが国に対し、関連文書の開示を求めた裁判で、国が文書の存在を明らかにせず不開示とした決定は「違法」だとして取り消す判決を言い渡した。政府は、その判決を受け入れた。

泉氏は「7年もたつんですね。その時から財務省は決裁文書の改ざんを認めていたんです。財務省が認めているにも関わらず、文書があるかないかすら明らかにせず、7年引っ張ってきた。罪深いなと思いますね。早い段階で、間違ったことをしていないなら胸を張って開示すればいいし、間違ったことをしていたのであれば、それに基づいて再発防止とか一定の対応をとるべきだと思います」と指摘した。

泉氏は、赤木雅子さんと会ったことがあるという。「実は赤木さんご夫妻は、明石のすぐ近くの神戸市内に住んでおられて、買い物とかは明石の駅前でしておられたそうで、私が市長時代に人を介して『お会いしたいです』とあったので、市長室にお越しいただいてお話させていただきました」と振り返った。

続けて「市長として何かできることがあるかというと、なかなか悩ましかったので、意見交換どまりでしたけど、気持ちとしては…。亡くなられたケースで…」と当時の苦しい胸の内を吐露した。

最後に「公務員というのは、尊い職種だと本当に思ってるんですよ。公の仕事というものは、リスクがあろうが、採算性が合わなくても、世のため人のためにがんばるのが公務員ですから、胸を張った仕事をしてもらいたいと思うので。それが上司から改ざんを指示された結果ということを考えた時に、仕事の在り方を考えても、こんな事を繰り返さない形は、ぜひお願いしたい」と語った。

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