女子プロレス「マリーゴールド」のスーパーフライ級王座戦(7日、東京・新宿フェイス)は、王者・ビクトリア弓月(20)が、松井珠紗(24)を退け、2度目の防衛に成功した。
先月3日に前王者の翔月なつみを破り、同王座を初戴冠。同19日に元アイスリボンの真白優希を撃破したばかりの弓月は、V2戦で松井を迎え撃った。
試合開始のゴングが鳴ると、スピーディーな攻防を展開。中盤ではストレッチマフラーホールドで執拗に絞め上げられて窮地に追い込まれる場面もあったが、強烈なドロップキックを決め、王者の意地を炸裂させる。
試合の残り時間が5分を過ぎても両者の勢いは止まらず。一進一退の攻防が続いたが、残り1分を切ったところで弓月がソバットをズバリ。そこからジャーマンでマットに叩きつけ、最後は3段式ムーンサルトプレスを投下。3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った弓月は「松井珠紗…最高の挑戦者でした。でも、最高な挑戦者なだけで、このベルトはまだまだ遠い。負けず嫌い、ナメんじゃねえぞ!」とマイクを投げつけた。
すると突然リング上にCHIAKIが登場。驚いた表情を浮かべた王者は「挑戦したいのか?」と問いただしたが、CHIAKIは無言で松井を連れ去り、去って行った。
混沌とした状況に「どういうこと?」と困惑した弓月だったがすぐに切り替え「2度目の防衛に成功しました!」と喜びを爆発させた。最後は観客と共に「シャインフォーエバー・マリーゴールド!」と合唱し、大会を締めた。
同王座は55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できるベルト。公式では60キロと発表しているCHIAKIに挑戦資格はないが…今後も同王座戦線から目が離せない。