ボートレース三国のGⅠ「第68回近畿地区戦競走」は7日、準優勝戦が行われた。
萩原秀人(45=福井)は準優11R、4カドからコンマ10の好Sを決めると、2コースの和田兼輔がインの小池修平をジカまくり一閃。ガラ空きになった1Mを差してバック先頭に立ち、古結宏との競り合いを制し、1着フィニッシュ。地元GⅠでは通算2回目の優出を決めた。
序盤は「伸びが弱い」と何度も口にするほど調整に苦心。ただ「伸びはスタートして1Mまでは不安だけど、準優では1周バックで3番(古結宏)が来ても2Mまで持ったし、レースに行けばそれほど差はないように感じた。ターン回りを求めると伸びで下がるので、乗れる範囲でバランス取っている」と調整力を発揮して立て直した。
優勝戦メンバーを確認すると「地元GⅠの優勝戦とか意識せずにいつも通りの感じで」とポツリ。地元でのタイトル奪取に静かに闘志を燃やす。